小澤 仁副病院長就任のお知らせ

2021年10月26日付けで、副病院長に就任することとなりました、小澤仁です。

緊急事態宣言が解除されて間も無く、また第六波が懸念されているこの時期、ではございますが、山瀬美紀病院長の陣頭指揮の下、副病院長として地域医療に貢献したく存じます。

私は、前病院では2011年4月1日付で病院長代行、2013年10月26日付で病院長に任命されて以来、2020年6月30日まで病院長を務め、「科学的で民主的な管理と運営」を常々呼びかけ、教育分野への取り組みや医療機能の強化と効率化を行うとともに、職員の「安全管理」「感染管理」「情報管理」の三分野に並々ならぬ特段の心血を注いで参りました。

私の専門は脳神経外科、特に脳神経血管内治療です。

脳神経血管内治療とは、クモ膜下出血の原因疾患である脳動脈瘤[1]や脳動静脈奇形[2]に対する塞栓術[3]、生活習慣病の結果による脳梗塞の原因疾患の一つである頸動脈狭窄症・椎骨動脈狭窄症[4]の経皮的血管拡張術・ステント留置術[5]、脳塞栓症[6]の超急性期に対する機械的血栓回収療法[7]、を、マイクロカテーテルという太さ1 mmに満たない長さ150 cmほどの管を脚の付け根の大腿動脈などから挿入して治療を行う方法です。

かねては、脳動脈瘤に対しては未破裂であれ(クモ膜下出血をきたした)破裂であれ、開頭脳動脈瘤頸部クリッピング術[8]を、頸動脈狭窄症であれば頸動脈内膜剥離術[9]を、椎骨動脈狭窄症であれば椎骨動脈転位術[10]を、行っておりました。

しかし、身体の負担を少しでも低減させる治療が望まれるようになり、30年程前から(当時は保険診療が認められておりませんでしたが…)脳神経血管内治療を並行して始めるようになり、20年程前からは病状と患者さんの御希望により脳神経血管内治療を積極的に行って参りました。

人と社会を健康にする地域の拠点としての晃友脳神経外科眼科病院で、今まで培ってきた臨床技量を発揮し、「晃友脳神経外科眼科病院にかかって良かった」「晃友脳神経外科眼科病院のスタッフに会えて良かった」と思われる病院になるよう貢献したいと思っております。

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[1] 脳動脈瘤:脳の動脈にコブのように病気

[2] 脳動静脈奇形:脳の動脈が毛糸玉のようになっている病気

[3]塞栓術:プラチナ製の糸のように細くて柔らかいコイルという物質や瞬間接着剤のような液体物質で、動脈瘤や動静脈奇形の部分を詰めて血液が入らないようにする手術

[4] 頸動脈狭窄症・椎骨動脈狭窄症:脳に行く動脈が狭くなっている病気

[5] 経皮的血管拡張術・ステント留置術:狭くなっている血管を風船で膨らませ、再度狭窄しないように持続的に拡張するステントという網状の筒を置く手術

[6] 脳塞栓症:心臓や首の動脈から剥れた血の固まりが脳動脈に詰まってしまう病気

[7] 機械的血栓回収療法:脳動脈に詰まった血の塊をステントという網目状の筒を用いて取り除くなどの手術

[8] 開頭脳動脈瘤頸部クリッピング術:一旦頭の骨を外し、脳の深い「しわ」の間を通って脳の奥底にある動脈瘤の首根っこの部分に、クリップという洗濯ばさみのような物ではさみ、動脈瘤に血液が入らないようにする手術

[9] 頸動脈内膜剥離術:頸動脈を切り開き、取り除き、プラークという油かすのような物を取り除く手術

[10] 椎骨動脈転位術:椎骨動脈を狭くなった部分以後の比較的綺麗な部分で切断し、新たに近くの動脈につないで椎骨動脈の血液の流れを改善させる手術

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