日本の高齢化に伴い、心疾患は増加しています。心疾患の代表的な不整脈である心房細動は増加しており、日本における心房細動(AF)の有病率は高齢になる程多く見られ、推定患者数は約170万人とされています。70歳代では男性で約3.4%、女性で約1.1%、80歳以上になると男性で4.4%、女性で2.2%の有病率が報告されています。問題は脳梗塞の20〜30%は心房細動によるものとされており、寝たきりの原因にもなってしまいます。加齢による病気は様々な原因(要因)からなるため治療に関しても患者さんにより目指すところは様々です。外来で患者さんとじっくり話し合いながら最適な治療を決めていきます。
https://new.jhrs.or.jp/jhrs-town-series/public_atrial_fibrillation1/